株式会社小山様の実際の財務諸表を使い、経営分析に挑んだのです。
授業では、まず大垣商業高校 会計類型の生徒たちで行った経営分析を発表、
そして経営コンサルタントや大垣信用金庫さまからの講評を受け、
その後、大垣信用金庫さまからの経営分析をプレゼンいただきました。
これまでの授業では「正解のある分析」を学んできましたが、今回はまさに“生きた教材”との出会い。
自分たちが学んだ分析手法が、リアルな企業経営にどのように役立つのか…生徒たちはその答えを、自分の目で確かめることができました。
具体的にどのような学びがあったのか、ご紹介します。
小山様の売上減少、原価率上昇、在庫過多といった経営課題が、
生徒たちの分析によって、浮き彫りになりました。
発表の後には、大垣西濃信用金庫様から専門的なフィードバックと、経営分析のプレゼンも行っていただきました。これにより、生徒たちは自分たちの分析の「甘かった部分」にも気づき、さらに視野を広げることができたようです。
財務指標の分析はもちろん、価格転嫁ツールや業界比較といった、まさに実務で役立つ分析手法を学びました。これは生徒たちにとって大きな収穫だったようです。
大垣信用金庫さまの発表のスライドは、他社との比較があり、わかりやすさや説明の工夫がプロとしてのレベルの高さが伺えて、「自分たちの資料作りにも活かしたい!」と刺激を受けたと強く感じた生徒も多くみられました。表現力や伝え方の大切さにも気づくことができたようです。
株式会社小山様の経営課題を解決する他の生徒(棚卸チーム・販促チーム) との「連携の重要性」も実感しました。
「これからはもっと協力して活動していきたい!」という前向きな声も沢山聞かれました。
今回の取り組みは、まさに「未来留学」の名にふさわしい学びの時間でした。
“本物に触れる”経験を通して、生徒たちは一歩も二歩も成長できたのではないでしょうか。
今後の学びや進路選択に、大きなヒントとなる貴重な経験になったことと思います。
現在進行中の「第二期未来留学」では、高校生たちが地域企業のリアルな経営課題に挑戦しています。
その集大成となるのが、2025年12月21日(日)開催の「第二期未来留学 成果発表会」です。
高校生たちが企業の経営課題に向き合い、自分たちの視点で考え抜いた課題解決の提案内容を発表します。
地域の企業と真剣に向き合った経験から生まれた、高校生ならではの柔軟な発想や熱意ある提案を、ぜひ多くの皆さまにご覧いただきたいと思います。
地域の未来を担う高校生たちの挑戦を、ぜひその目で見届けてください。
未来留学に興味を持っていただけたなら、まずは成果発表会へのご参加から一歩踏み出してみませんか?
参加されることで、この取り組みに参画いただくことができます。
今後もブログでは、未来留学の授業レポートや生徒たちの声を随時お届けしていきます。
ぜひ引き続きご注目ください!