
地域の企業と高校生がタッグを組み、リアルな経営課題に挑戦する「未来留学」。
第2期となる2025年度は、
岐阜県・愛知県の高校生たちが、地域企業と連携しながら
・売上向上
・業務改善
・新規顧客獲得
・SNSマーケティング
・DX化
・商品開発
・地域活性化
など、実際の経営課題解決に本気で挑戦しました。
今回は、参加校・参加企業も増え、
第一期を超えるスケールでプロジェクトが実施されました。
2025年度の第2期未来留学では、
岐阜・愛知の3校の高校生たちが、
地域企業・金融機関と連携しながら、
実際の経営課題や地域課題に取り組みました。
■ 実施時期
2025年5月〜2026年2月
■ 参加校

■ 連携企業・団体

高校生たちは、
地域企業の経営者から実際に提示された課題に対し、
「どうしたらもっと良くできるか?」
「高校生だからこそできることは何か?」を考えながら、
提案だけで終わるのではなく、実際に現場でトライアンドエラーを繰り返しながら実行。
失敗や改善を重ねながら、
企業と共に“本気で成果を出す”ことに挑戦しました。

岐阜県大垣市の設立50年の手芸メーカー・株式会社小山では、
というリアルな経営課題がありました。
高校生たちは、
の3チームに分かれ、
それぞれの視点から課題解決に挑戦。
🔸販売促進チーム
ワークショップ企画やSNS発信、福地温泉でのテストマーケティングのポップづくりを実施。
“どうやったらお客さんが増えるか”を高校生目線で実際に取り組みました。
🔸経営分析チーム
高校生たちが教室で学んだ知識を活用して
収支構造や利益率を分析し、
価格改善提案や価格交渉資料の作成を行いました。
🔸在庫管理チーム
600枚以上の布をすべて棚卸しし、
バーコードとスマホアプリを活用した在庫管理システムを構築。
ノーコードツール「kintone」も活用し、会社のDX化に挑戦しました。
その結果、従来3日かかっていた棚卸し作業を、
1日で完了できるようになりました。
さらにこの取り組みは、
全国約400校が参加する「第33回全国高等学校生徒商業研究発表大会」において最優秀賞を受賞。
「高校生のアイデアで企業の未来が変わった」と全国で高く評価されました。
第一期に続き、2年連続日本一という快挙を達成しました。


岐阜県大垣市で人気の中華料理店「サンコック」を展開する
株式会社サンコーフードサービスでは、
「新規顧客の獲得」という課題に対し、
高校生たちが商品開発と販促に挑戦しました。
高校生たちが開発したのは、「二郎チャーハン」。
にんにく×シャキシャキ野菜×サンコックの人気チャーハンという
“流行(二郎系)×サンコック客層(ガッツリ系)×サンコックの強み(コスパ)”の組み合わせが
大きな話題となりました。
結果として、
という成果につながりました。
さらに、テレビ番組「PS純金(ゴールド)」でも紹介され、
地域で大きな話題となりました。
また、サンコックの人気商品を活かした
「黒チキバーガー」も高校生が開発。
学祭や地域イベントでも人気商品となりました。
SNS発信や動画制作など、
高校生目線のマーケティングにも取り組み、
来店促進にもつながりました。
最終的には、コラボ商品の売上が約3倍に増加する成果につながりました。


大垣西濃信用金庫と連携し、
高校生たちは「若い人が来たくなるイベントづくり」に挑戦しました。
4年前から続くSDGsマルシェを、
さらに若年層に届くイベントへ進化させるため、
高校生たちが本気で企画・運営を行いました。
高校生たちは、
などを担当。
特に、フリーマーケットでは、
服集め・値付け・陳列・販売・会計・片付けまで、
高校生だけで実施しました。
当日は雨天開催という厳しい条件でしたが、
1,000名を超える来場者を記録。
目標の3,000名には届きませんでしたが、過去の雨天開催時の来場者数を大きく上回る結果となりました。
若年層の来場割合も増加し、
新しい来場者層の獲得につながりました。
大垣西濃信用金庫の担当部長様より、
「企画力・実行力・片付けまで完璧だった。来年もぜひお願いしたい」
と高い評価をいただきました。


整体院TAiSEiKANなど全国80店舗を展開する
株式会社ハンズコーポレーションと取り組んだテーマは
「人材育成」と「新規顧客獲得」。
顧客に指名されるスタッフの育成 売上アップのカギである“指名”が、
スタッフによって差があるという課題に対し、
高校生が スタッフ育成プログラム「NEXT PS」 を企業と共に作り上げ、
指名数UPによる売上向上にチャレンジしました。
高校生たちはまず、商圏分析やSWOT分析を実施。
その上で、“推し活”の考え方を取り入れた
SNSファンマーケティングを企画しました。
プロフィール制作、インタビュー記事、ダンス動画など、
高校生ならではの発想で集客に挑戦。
そしてワンコインで整体を体験してもらえるイベントを行い、
高校生はPOP作成やイベント準備、当日の呼び込みまで担当しました。
最終的にはプレミアムスタッフになるための審査会に高校生も参加して、
接客・指名獲得・技術面をチェック。
育成プログラムに参加したスタッフは全員合格となりました。
その後イベントを4店舗で開催し、
・2ヶ月で54件の指名獲得
・終了後も再来店するお客様が増えるなど、70万円以上の売上UPに貢献できました。
また、10代の新規顧客獲得にも取り組みました。
部活動に励む高校生向けに、アスリート専用リカバリープログラムを開発。
高校生、保護者、顧問へのアンケートを行い、
怪我をした際のケアや相談先などを市場リサーチしました。
そしてトレーナー資格を持つスタッフによる「怪我をしにくい体づくりのオリジナルストレッチ指導」を実施。
段階的な指導を行い、高校生がサポートしました。
高校生の視点と行動力が、 スタッフ育成と新規顧客づくりにつながった実践型プロジェクトです。


揖斐特別支援学校では、
生徒たちが日々制作・栽培しているものを、
地域企業と連携しながら
“社会の中で活かす”取り組みを行いました。
農園芸班の農薬不使用ニンニクは、
大垣商業高校 × サンコックの「二郎チャーハン」に採用。
お客様からも
「味が違う!」「美味しい!」
と高評価を受け、
売上促進にも貢献しました。
また、
竹工芸班では、年間を通して揖斐特別支援学校で制作している手織り物を素材として活用。
株式会社小山と連携し、
として商品化。
「谷汲33(さんさん)フリーマーケット」や「SDGsつながるマルシェ」でテストマーケティングにチャレンジしました。
生徒たちが作ったものが、
通常の企業活動の流れの一端として世の中の流通に乗り、
多くのお客様に届くようになった、かけがえのない経験となりました。

第2期未来留学 成果発表会当日には、約400名が来場しました。
当日は、行政関係者、企業関係者、金融機関、学校関係者、高校生、中学生、保護者、地域住民など、多くの方々が来場し、高校生たちの発表を見守りました。
また、
など、多くの来賓にもご参加いただきました。



アンケートでは、
「未来留学に興味を持った」
と回答した参加者が99%という結果となりました。
参加者からは、
「高校生おそるべし」
「体験だけでなく、高校生が企業のリアルな課題に向き合っていて驚いた」
「売上や経費削減など成果が数字で見えて分かりやすかった」
「今学校で学んでいることが将来につながると感じ、勉強する意欲が上がった」
「来年は自分も参加したい」
など、多くの前向きな感想が寄せられました。
第二期未来留学の取り組みは、企業への成果だけでなく、生徒たちの進路や学校全体にも良い変化を生み出しました。
第2期未来留学に参加した大垣商業高校の生徒からは、滋賀大学に3名の合格者が出ました。
また、参加校の大垣商業高校はmこれまで定員割れが続いていましたが、令和8年度募集では定員を上回る結果となりました。
未来留学での実践的な学びや、地域企業と連携した取り組みが、生徒たちの進路選択や学校への関心にもつながっていることがうかがえます。
昨年度を超える成果を生み出した第2期未来留学。
現在は、さらにスケールアップした
第3期未来留学がスタートしています。
高校生たちは今年度も、
地域企業のリアルな経営課題に本気で挑戦中です。
2026年12月16日(水)
第3期未来留学 成果発表会 開催決定!
第3期では、岐阜県大垣市を中心に、富山県・群馬県へと広がり、参加校が6校へと拡大するとともに、初の中学生の参加も決定しました。
参画企業も地域の製造業、金融機関、宿泊・観光業など多様な業種での実践的な経営課題解決に挑戦しています。
また、今回の成果発表会は、現地 × オンラインのハイブリッド開催を予定しています。
地域の未来を担う高校生たちの挑戦を、
ぜひ会場でご覧ください。
👉 お申し込みは以下のリンクから
https://forms.gle/XoVBYxErFPDqZ9Sq6
今後もブログでは、
未来留学の授業レポートや、
生徒たちの声を随時発信していきます。
ぜひ引き続きご注目ください!